アフターピルの避妊効果と副作用

アフターピルを病院で処方してもらうときの注意点

time 2017/05/22

アフターピルを病院で処方してもらうときの注意点

アフターピルは緊急避妊薬とも呼ばれる避妊薬で、何らかの事情によって避妊に失敗した場合、服用することで望まない妊娠を阻止することができる、中用量のピルです。
日本では避妊というとコンドームが一般的ですが、どちらかというと性感染症を防止することにはとても有効な方法です。その為、きちんと装着していても5.7%は妊娠してしまうケースがあります。
きちんと装着しているというのは、性行為の最初から最後まで確実に装着している状態で、途中で装着したり、コンドームが破裂してしまったというような使い方をした場合には、避妊失敗率は16.8%にものぼります。

コンドームを使用しても妊娠する可能性がある

きちんと装着したのにも関わらず、どうして5.7%も妊娠してしまうのかというと製品不良や保管方法が間違っていたことによる、製品の劣化などが考えられます。
また装着する際に爪などで傷つけてしまい、破けてしまったり、裏表逆に使用してしまった。精子に触れた手でコンドームを装着してしまったなど、人為的なミスによって妊娠してしまうケースがあります。

避妊効果の高い低用量ピル

低用量ピルの避妊効果
日本ではまだ認知度の低い低用量ピルですが、正しく服用することでほぼ100%の確率で妊娠を阻止することができる方法です。欧米では一般的な避妊薬で、服用することで女性ホルモンのバランスを整えることができるため月経周期を正しくしたり、生理痛を改善するなど婦人科系の疾患にも有効な薬といえます。

この低用量ピルには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの女性ホルモンが含まれています。この2つのホルモンが脳下垂体に働きかけることで、卵胞を成熟させるホルモンの分泌を抑制することができます。低用量ピルは排卵を抑制し、子宮内膜を厚くするのを防いで受精卵を着床しにくくし、精子を子宮に入りにくくする働きがあるため、妊娠を防止することができます。

低用量ピルには21錠タイプと28錠タイプがあり、21錠タイプの場合は21日間毎日1錠ずつ服用し、7日間休んでから再び服用するという飲み方をします。一方28錠タイプは毎日1錠服用し、休みを入れないため飲み忘れを防ぐことができます。このように正しく服用すれば、確実に避妊効果を得ることができますから、妊娠を望まないのであれば有効な方法といえます。

アフターピルのメリット

アフターピルは性行為後24時間以内に服用すれば、かなり高い確率で妊娠を防ぐ可能性が高くなり、72時間以内に服用することで約80%程度の確率で妊娠を阻止することができます。早く飲むほど避妊の確率は高くなり、12時間以内に服用した場合には約99%の避妊効果があるとも言われています。

日本ではあまり認知度が高くなく、実際に使用したことがあるという女性は少ないかもしれませんが、コンドームを装着し忘れたり、破れてしまった。また性的暴力にあった際に、望まない妊娠のリスクを下げることができる緊急避妊薬です。

妊娠とは排卵があり受精卵が着床した段階で成立しますが、アフターピルは排卵と着床のどちらも抑制することができるため、受精卵の着床を強制的に阻止することができます。ただ、すでに受精卵が着床している場合には中絶させる働きはありませんから注意が必要です。

緊急避妊薬の効果

アフターピルの効果
女性が妊娠するには、受精卵が子宮内膜に着床し育っていく必要があります。アフターピルを服用すると、排卵を抑制し、子宮内膜を強制的に剥がして受精卵を着床しないようにしますから、妊娠を強制的に阻止することができます。通常、服用後3週間いないに消退出血が起こります。この消退出血が起これば避妊に成功したことになります。

病院で緊急避妊薬を処方してもらうには

緊急避妊薬は、病院で処方してもらうのが一般的です。病院によっても異なりますが、費用は5000~2万円程度かかるのが一般的です。緊急避妊薬は、保険の適用となりませんから全額負担となります。また薬代だけではなく診察料金も必要となりますから、どうしても費用が高くなってしまいます。

ただ、どこの病院でも処方してもらえるというわけではありませんから、費用とともに事前に確認しておくとよいでしょう。通常、処方してもらうには問診のみの病院が多く、基本的に内診などは行われません。問診票には、性行為のあった日時や最終月経日、薬やアレルギー、基礎疾患などについて質問されることが多く、医師が必要と判断した場合には、そのときに妊娠検査などが行われます。

緊急避妊薬は、望まない妊娠を防ぐための最終手段といえます。基本的に婦人科で処方してもらうことができますが、大量の女性ホルモンが含まれているため、服用後頭痛や吐き気、嘔吐、腹痛などの副作用が起こる場合が多く、体にも負担をかけてしまいます。
そのため、緊急避妊薬は常用せず、日常的な避妊にはコンドームや低用量ピルなどを使用するようにしましょう。